2009-03-11 20:23:23
キヌアに残留農薬メタミドホス
モニタリング検査の結果、ペルー産キノアからメタミドホス0.03ppm(基準値:0.01ppm)検出され、モニタリング検査の頻度が30%に引き上げられました。(平成21年1月26日)
今年1月のニュースです。ご報告が遅れたこと、お詫びします。検索で相当埋もれたところにありました。詳細はPDFで、こちら。
岐阜県の桜井食品株式会社が輸入しているペルー産のキヌアから
メタミドホスが検出されました。基準値が0.01ppmに対して
0.03ppmですから感覚的にはほんの微量ですが、違反は違反です。
リンク先によると、キヌアへの検査がこれまでより30%頻繁に
行われるようになるようです。
桜井食品という会社については次のブログで書きます。
この出来事は僕たちにいろいろなことを教えてくれます。
?キヌアは発展途上国で生産されている
キヌアの最大の生産地はボリビアとペルーです。
語弊があれば申し訳ありませんが、両国ともに日本に比べて
物質的な発展が遅れている、いわゆる発展途上国にあたります。
現地ではキヌアの精製に外資や国家の力も投入しながら
入念に注力しています。もともと古代の民インディオが
生産していたキヌアが国際市場で認められるためには
おそらく多大な努力が強いられたことと思います。
それでも今回基準を超す農薬が検出されたことは、
非常に悲しいことです。
?すべてのキヌアに対する考え
すべてのキヌアに対する考え、それが、今回の出来事によって変化してしまうのは、避けなければなりません。海千山千のキヌア取扱い企業のたったひとつが、今回の処置となったわけです。
この出来事ひとつで、「キヌアにはメタミドホスが含まれているから危ない」と早合点してしまうのは早急であり、生産地にとっても消費者にとってもリスクが高くなんの意味ももたらしません。
むしろ現地ではキヌアは無農薬で栽培されているケースも多く、ただ多額の費用のかかる、あるいは厳しい認定基準に満たない、という理由で日本の有機JAS認定を取得していないだけです。
?キヌアのトレーサビリティ
トレーサビリティ、という言葉があります。産地はどこで、どのように生産されているのか。キヌア、これが実は、非常に甘い部分があります。日本で売られているキヌアには、生産地が表示されていないものもあり、またどのように生産されどのような加工がなされているのか、など詳細が分かるものは皆無といっていいほどです。
キヌアの主な生産地はボリビアとペルーですが、ペルーのキヌアの約半分は実はボリビアからの密輸なんです。これだけみても、今回の出来事のペルー産のキヌアがどれほどのトレーサビリティがあるのか考え物です。
?どのキヌアならいいの
今回の出来事は特別です。扱っている桜井食品という会社とその取引先の問題です。詳しくはさらなる解明が待たれるところですが、まずはこの会社のキヌアは買わないほうがよいでしょう。「雑穀キヌア女性のための健康コミュニティ」では、ボリビア産のキヌアを推奨します。なぜなら、ペルー産のものは半分がボリビアからの密輸で、トレーサビリティに不安が残るためです。
しかし現状、ボリビア産と書かれているキヌア商品は少ないです。そもそも産地が書かれているものが少ない傾向にあります。たとえば、こちらで、原産地の欄をクリックして一覧表示してみてください。中には、ペルーorボリビアなど産地を限定していない商品もあります。
数ある商品の中でも、私が電話で確認しボリビア産とわかったのは大日本明治製糖産のみです。こちらの企業については、いずれキヌアについて問い合わせしてみたいと考えています。このキヌアは、私のキヌアショッピングページで紹介しています。
どのキヌアを買えばいいの?
その答えは、確実なものを選ぶ、と私は答えます。キヌアを扱っている会社は、けっこうマイナーで小さな会社も多いです。値段だけにつられて購入すると、けっこう痛い目見ます。私も経験しました。いろいろな会社がいろいろなキヌアを扱っています。値段や、大手のネットショップに載っているからという判断だけではよいキヌアは手に入りません。実際、桜井食品の商品は現在もケンコーコムに掲載されています。
繰り返します
今回の出来事だけで、「すべてのキヌアが危ない」と考えるのは、私たちにとってあまりに大きな損失です。
きちんとしたキヌア、正しい工程で作られたキヌアはたくさんあります。それらを選択すればいいのです。
この出来事に関するブログは続きます。
次は、桜井食品について。
Tags: キヌア情報 |
