キヌアのその他

キヌアのその他の情報について

キヌアには体に有効に作用するいくつかの特性がある。対アレルギー、抗酸化活性能、血圧低下、耐塩性、発芽キヌア。キヌアはレシピが豊富なだけでなく、有効成分も多い世界一の食材。

 

アレルギー関連

食物アレルギー治療の基本は原因食物の除去および代替食品による栄養素の確保である。以前から、アマランサスやキヌアは高リジン、高カルシウムであること、さらに日本人がこれまで食べてこなかったので、アレルギー代替食品として関心がもたれていた。アマランサスに限って言えば、アレルギー患者の食事療法の一例として回転食にアマランサスを取り入れ、成果を上げたことが報告されている。また国内のあるメーカーは原料から主要アレルゲンである卵、牛乳、大豆を除き、小麦とアマランスをベースにした乳幼児向けのビスケットやウエファースを開発し、特別用途食品の認可を受けている。 [16]

抗酸化活性能

米や小麦などの穀類、また稗や粟などの雑穀類と比較すると、キヌア、アマランスの抗酸化活性能は高い。また、ACE阻害活性を測定したところ、キヌアの阻害活性は高いものであった。[22]
キヌアには脂質の過酸化を抑制する作用が強い物質やラジカル消去作用が強い物質など、さまざまの抗酸化活性能を有する水溶性や脂溶性の物質が含まれていることが示唆された。[23]

血圧低下

果皮を除いたキヌア粉を投与したマウス実験において、キヌアの血圧低下効果が示唆された。[24]
実験群において最高血圧の有意な低値が示され、キヌアには血圧上昇を抑制する作用があることが示された。この作用は、血圧降下に作用すると考えられているカリウムやカルシウム、マグネシウムの含量がキヌアでは高いことによるものとも考えられる。[23]

耐塩性

ボリビアのウユニ地方の土壌は塩分濃度が高いが、キヌアはそこでも栽培されている。キヌアには耐塩性のあるタイプが存在し、ウユニ湖周辺のキヌア品種は塩生植物のような反応を示すことが実験によって明らかにされている。[14]

発芽キヌア

発芽によりキヌアタンパク質中のアルブミン、グロブリン、プロラミンは顕著に減少したが、グルテリンとアルカリ不溶性蛋白質は増加する傾向を示し、遊離アミノ酸は発芽48は時間で最大量を示し、無発芽の約2.5倍、必須遊離アミノ酸量は約3.6倍となった。特にγ-アミノ酪酸は発芽24時間で60mg/100g粉となり、無発芽の約6倍となった。
ついで発芽キヌア粉10%を代替した小麦粉のドウ物性および製パン特性について検討しところ、発芽キヌアの添加による遊離アミノ酸と機能性物質の増加、脂肪酸組成のバランス向上等が認められた。[29]