キヌアの海外での生産

世界最大の生産国はボリビアで、46%を占める。最近欧米で注目されていて、キヌア輸出が伸びている。キヌアはボリビアとペルーが主な生産国で、豊富なレシピと共にその有用性に注目が集まる食材。

キヌアの海外での生産

現地でのキヌア生産

ボリビアのキヌア栽培企業体では、農家と契約栽培もしくは共同体形式によるキヌアの生産を行っているところが多い。このような企業体では、在ボリビアの認定業者などにより有機栽培認定を受けている社もある。

世界のキヌア生産

キヌアが生産されている国は、アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルー、米国など。世界最大の生産国はボリビアで、世界の46%を占める。ペルーは42%、米国は6.3%と続く。1970年代には年間9000トンの生産量、12000haの栽培面積だったのが、最近では年間22000トン、36000haとなっている。

生産量

世界で最大のキヌア生産国はペルー(上の資料と違う)で、年間2.8万トン生産している。このうちチチカカ湖を含むプーノ県では全体の70%にあたる2万トンを生産している。 ボリビアでは、チチカカ湖畔を含むラパス県で生産量が最も大きく、ボリビア全体の42%にあたる9000トンを生産している。ウユニ湖の北側にあたるオルロ県と南側のポトシ県では、ボリビア全体の58%にあたる1.2万トンを生産している。このようにキヌアの主な栽培地は、チチカカ湖周辺とウユニ湖周辺に集中している。

ボリビアにおけるキヌアの栽培面積と生産量(200年度)

過去10年間におけるキヌアの生産量の推移を見ると、それまで減少していた生産量は増加に転じている。これは、ヨーロッパや北米においてキヌアの高い栄養価が注目され、輸出量が増加したためであると考えられる。アメリカでは、キヌアを朝食用のシリアルとして利用しており、有機栽培のキヌアを南米から輸入している。アメリカ合衆国は南米以外の国で最大のキヌア生産国となっている。ヨーロッパ諸国では、キヌアの育種も行われ、イギリス、オランダ、デンマークなどでは、新しい品種さえ作られている。

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