キヌアの海外での取扱組織

各農家は調整、加工、販売先を持たないため、組織に所属している。各組織でキヌアの調整加工、販売を受託している。キヌアはレシピが豊富な完全食品。

各農家は収穫後の調整、加工、販売先を持たないため、ANAPQUIかCECAOTに所属して卸している(ボリビア)。

キヌア取扱組織

ANAPQUI

Asociacion Nacional de Productores de Quinua。7地区に1300の生産者をかかえ、7か所の加工工場を持つ最大の生産者組織である。ボリビア国内で最大のキヌア生産組合であると同時に輸出業者であり、キヌアの有機栽培を生産から加工・輸出まで行っているが最近輸出が下降している。この原因は内部抗争で内部のまとまりが悪く、生産品の品質まで影響を及ぼしていることがある。おもな輸出先はドイツ、アメリカ、日本で年間約300t。

CECAOT

CentCoop.Agro.Opera Tierra LTDA。13の農業団体を傘下にもつ。ANAPQUIに次ぐ生産者組合で国内販売用及びペルー向けのキヌアを生産している。Manica,Cedeinco、LaPazに加工工場をもつ。また、北米、ドイツ、オランダ向けに年間約300tを輸出。

その他小規模の加工工場をもった業者が各農家を巡回し買い付けをしている。毎年プーノ市では、県、アルティプラノ大学、国立農業試験場(INIA)が主催して、キヌアとカニワの普及を目的としてキヌア・フェスティバルが行われる。2002年度の参加者は、生産者団体32、加工業者15、料理関連団体7であった。

各種認証機関

ボリビアの有機栽培認証機関は3社あるが、Bolisertが一番活動しており、ほぼ世界の認証機関の認定を受けている。栽培は年間6回の査察を受け、収穫・脱穀したものを有機認定を受けた工場に持ち込み、各工程での査察が行われ、有機キヌアとして輸出している。

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