日本はまだまだです。
「キヌアブームが日本にも訪れるか勝手に予想してみた」で調べたときの結論は「確かな事は分かりません」という情けないものでしたが北米にキヌアブームがここ数年で訪れているのは間違いない事実です。
その人気上昇っぷりが瞬時に腹落ちできちゃういくつかの状況証拠をお伝えします。ネット上にある便利なトレンドチェックツールなどを使います。
- Google Trend
- Topsy
- Amazon
- 貿易統計
キヌアに絞ってこれらを調査し、経年変化を追って人気具合を把握する試みです。
Google Trend
検索量(ボリューム)をチェックできるGoogleのツールです。期間は2006年3月〜2013年10月。「quinoa」で検索すると1位がカナダ、2位がアメリカ合衆国となります。
指数関数的に右肩上がりで上昇しております。ちなみに日本語「キヌア」をこのグラフに重ねるとその差がよく分かります。
毎年12月に落ち込んでいますね。相変わらずその理由は分かりません。国際キヌア年の今年、その伸び具合はさらに成長しています。
Topsy
こちらはtwitterなどソーシャルでの言及具合を可視化できるサービスです。期間は2006年3月〜2013年10月。「quinoa」で検索してみました。
Google Trendとだいたい同じような変化具合ですね。
ちなみに「キヌア」とのボリューム比較は以下の通り。
- quinua:1,000単位
- キヌア:14単位
比べ物になりません。
Amazon
単純にキヌア製品の数で、Amazon.co.jpとAmazon.comで比較してみました。
- Amazon.com「quinoa」検索:4,983件
- Amazon.co.jp「キヌア」検索:147件
こちらも大きな差がついています。残念ながら経年変化までは調査できていません。
貿易統計
ワシントンポストの記事にアメリカ合衆国のキヌア輸入量の経年変化グラフが掲載されていましたので転載します。
こちらも右肩上がりに伸張し、2011年・2012年あたりから急激に伸び上がっている様子が分かります。
データは以上です。
日本にも来るかな
北米でのキヌア人気急上昇っぷりが分かるデータたちでしたね。何かご指摘がある場合は気軽にどうぞ。
北米でブームになったものは日本にも来る、という本当かどうか分からない図式はキヌアにもあてはまるでしょうか。日本人は熱しやすく冷めやすい。「キヌアブームはボリビア人を殺す?の真相に迫る」といったリスクもあるため、静かに定着していくことを望みます。
参考:Quinoa should be taking over the world. This is why it isn’t.