食べログで「東京」×「キヌア」検索すると67件出てきますが、それを地域ごと、ジャンルごとに集計し傾向を知ろうとする試みです。
判別した想定外の事実としては、港区に多く、またフレンチで多く採用されていることでした。まちいくとしてのキヌア普及活動の参考にしたいと思います。
東京キヌアマップ
食べログには複数の飲食店を地図上にプロットする機能があるのですが、なぜか正常に動作しなかったので手前で作りました。「東京のキヌア取り扱い飲食店」をチェックしてみてください。
マーカーをクリックすると店名・住所・何に使われているかのメモが表示され、店名をクリックすると食べログへ飛びます。
サラダやパン、混ぜご飯が多いですが「キヌアとナスのキャビア添え」なんて珍しいメニューもありましたよ。
どこに多いか
港区が1番多かったです。人口や飲食店数での補正はかけていない単純比較となります。上位3位は以下の通りです。
- 港区:12.7%
- 渋谷区:7.6%
- 中央区:5.1%
先に紹介したマップを見ると中目黒から神田まで、南西から北東にかけて集まっていることが分かります。私はここを勝手に「キヌアベルト」と呼ぶことにします。
どんなジャンルが多いか
意外にもフレンチで採用しているお店が多かったです。確かにフランスではキヌア、結構有名で、キヌアパスタも流通しているほどです。使用用途としてはサラダが多いです。
フレンチのみ使用用途を列記します。
- キヌアを詰めた小ヤリイカのオーブン焼き
- キヌアとブルグールのディアブル風
- キヌアとハーブのサラダ
- キヌアのリゾット
- キヌアとフェタチーズのサラダ
- キヌアとナスのキャビア添え
- キヌアのポリッジ
- アサーモンのマリネとキヌアのサラダ
シンプルなサラダや混ぜご飯に留まらない、いち料理として提供されていることが分かります。ぜひ食べに行きたいですね。
次点はパン。10店舗あり、意外と多く存在していることに驚きました。中南米料理は4位と、東京へ進出するようなレストランでは田舎の食材であるキヌアはあまり使わないのかもしれないなど邪推します。
自然食は同率4位。もっと普及してもよいと思いますが日本ではまだまだ認知が足りない模様です。
まとめ
総じて、港区周辺にお店を構える単価が高めの中級〜高級店で、健康寄与を考えてというよりは、いちグルメ食材としての珍しさや食感・味わいを重視して利用されるケースが多い、と言えるのではないでしょうか。
実態をより詳しく把握すべく、それぞれのお店へ順次取材を申し込んで行きます。これまで取材した「お店」もチェックしてみてくださいね。