知っておいて!国連がキヌアを評価する理由5つ

2013年の国際キヌア年に向けて作られたFAOの資料は秀逸です。キヌア全般の事情がコンパクトに分かりやすくまとまっています。

今回は、その資料の中から、国連が評価するキヌアの5つの特徴を紹介します。必読ですよ!

キヌア収穫風景

資料から引用

キヌアは素晴らしい特徴を持っている、として以下のような例を挙げています。

  • Its broad genetic variability. Its gene pool is extremely strategic for developing superior varieties (precocity, grain size and colour, resistance to biotic and abiotic factors, grain yield and byproducts)
  • Its adaptability to adverse climate and soil conditions. Crops can be produced from sea level to 4000 meters (Altiplano, salt lakes, Puna (high grasslands), valleys,and sea level) in areas where other crops can not grow
  • Its nutritional quality, represented by itsessential amino acid compositionin both quality and quantity, making it a functional and ideal food for the body
  • The diversity of methods of use: traditional, nontraditional and industrial innovations
  • Its low production cost because the crop requires little in the way of inputs and labour

いつもの抄訳

大変拙くて恐縮ですが、簡単に日本語で紹介します。

  • 遺伝的変異性の豊富さ:キヌアの遺伝子プールは優れた変種を作るのに戦略上非常に重要である(早咲き、種子の大きさや色、生物や非生物要因への抵抗性、収益性など)
  • 気候や土壌の有害な状況への順応性:海抜0mから、他の植物が育たないような4,000mまで収穫できる
  • 栄養品質:量についても品質についても評価できる必須アミノ酸に代表されるような
  • 多様な利用:伝統的、あるいは新しい工業イノベーションにも
  • 低い生産コスト:材料も労働力も非常に少ない

意外と知らない

昨今の和製メディアの紹介では主に「スーパーフード」「セレブたちが食べている」などの枕詞で語られることが多いです。

しかし国連の視野は格段に広く、古くインカ時代から積み重なってきた遺伝的多様性や環境順応性などにも触れています。そう、一時のブームでもてはやされるようなシロモノではないのがキヌアです。

栄養価については特に必須アミノ酸に絞って言及しているのが興味深いです。あまり知られていないように思いますが、非常に重要な栄養要素と言えそうですね。

*参考・画像:Mariano Mantelquinoa-2013

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作成者: 戸澤 高広

キヌアまとめは2007年に開設しました。キヌアが少ない労力の割に多くの栄養価を生産できる植物で社会的な飢餓・栄養不足問題の解決に寄与するのではとの期待から、論文や報道に加えて実体験などからその情報をまとめ続けています。 その、キヌアにまつわる略歴は以下のとおりです。 2013年:JICA主催セミナーで講演公式 2014年:国連発行のキヌアレシピ本に掲載 2014年:キヌアレシピ本出版記念会で講演 2017年:帝京科学大学の研究論文へ協力 2017年:UTYテレビ山梨に出演

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