ネットで自由に買えるキヌア種子まとめ2017

生物多様性条約、F1、GMOやモンサント…。

作物の種子に関わる問題は数多くあるなか、自由に使えるオープンな種子を広める活動も一方ではあります。

今回は2017年版として、ネットで買える自由なキヌア種子について、いつもながらの拙い抄訳とともに紹介します。

OSSI

名前はそのまま、Open Source Seed Initiativeです。以前に「おそらくこれが史上最も自由なキヌア種子」として紹介しました。

Aboutにはミッションと題してこうあります。

The Open Source Seed Initiative (OSSI) is dedicated to maintaining fair and open access to plant genetic resources worldwide in order to ensure the availability of germplasm to farmers, gardeners, breeders, and communities of this and future generations.

遺伝資源へのアクセスを世界中の誰もに正しく開かれたものにすることを命題としているようです。

Seedsページで「quinoa」をたどってヒットする7品種はすべて、Wild Garden SeedのFrank Mortonさんが育種してきたものです。

おそらく、Red HeadとBrightest Brilliant Rainbowの2種類に大きく分けられます。それ以外は全てBrightest Brilliant Rainbowの選抜品種です。

このサイトからオンラインで購入したことがあり、メールサポートは丁寧で、きちんと郵送されてきて、Red HeadとBrightest Brilliant Rainbowは収穫まで確認できました。ただ前者は背が高くなる傾向があるように思いました。

Adaptive Seeds

2014年設立のOSSIより早く2009年に設立された会社です。About Usにはこうあります。

We sell only public domain, open pollinated (OP) seed, as well as many diverse gene pool mixes.

私達はパブリックドメインの、多くの多様な混合遺伝子群と同様の、オープン(自然?)受粉の種しか販売しません。

OSSIへも参加しているようですが、Webサイト内のキヌアカタログにはOSSIのマークが見つからなかったので、Adaptive Seedsのキヌア種子はOSSI準拠ではないと言えそうです。

それでもF1やGMOではないようですし、また珍しい台湾原種もありましたので、チェックしてみるのも良いかもしれません。You searched for quinoa – Adaptive Seeds

まとめ

OSSIの「Open Source」やAdaptive Seedsの「public domain」というキーワードは、Linuxや、このサイトのシステムでもあるWordPressなどのIT界隈でよく使われるものです。

それが作物の種で使われるとはなんとも新鮮で面白みを感じます。

FAQs – Open Source Seed Initiativeにあるこの記述はなおさら刺激的です。

But in addition, the OSSI Pledge requires that any subsequent distributions of OSSI seed, or of derivatives bred from OSSI seed, be accompanied by the Pledge.

OSSI公約は、OSSI種子の継承される利用すべてに、公約に同意することを必要とします。

酷すぎる抄訳ですが…、つまり、OSSI種子を使ったら、その種子から派生した種子を利用する場合もすべて、OSSI公約に従う必要があるということです。この考え方は、IT界隈におけるコピーレフトの定義のひとつと似ているように思うのです。

翻案が制限されない反面、原著作物の二次的著作物にも同一のコピーレフトのライセンスを適用し、これを明記しなければならない

コードもシードも独占されてはならないです。

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