キヌアのボリビアでの流通

ボリビアでのキヌア生産の約半分がペルーへ密輸。国内での一般利用は少ない。キヌアはレシピが豊富な有用食材。

ボリビアでのキヌア流通

キヌアの流通量として正式な調査はなされていないが、生産量の約半分がペルーへ密輸されているのが現状である。ちなみに2000年の密輸は6500tに及ぶ。

実際、キヌアのボリビア国内での価格は、ペルー国境の両国仲買人、ペルーの国内需要および価格、そしてボリビアのキヌア生産量によってSaguadero(チチカカ湖出口)で決められ、それにキヌアの集積市場があるChallapataまでの輸送費が加えられる。なお、2002年4月時点では、Challapata渡し普通栽培で100-120US$/t、有機栽培で294-353US$/tで、価格はその後低下し、12月の末から上昇する。

価格が他の穀物より高く、販売数量も少ないため、一般家庭での需要が少ない。La Paz市内のレストラン等のメニューにもキヌアのスープが稀にあるだけで、一般レストランではあまり使用されていない。また、スーパー、市場での扱い量も米に比べ約1/10と少ない。一般消費者もキヌアは貧乏な人の食事という意識を持ち、市場における販売数量も少ない。

小さい町では一般家庭でも米が主流で1~2週に一回程しかキヌアを食していない。国内での加工品としてUyuni、La Pazの小学校給食向けにキヌアをフレーク状に加工したものを牛乳に混ぜて使用したり、ポップコーン状にしてチョコレートで味付けしたものを配布したりしている。La Pazのスーパーマーケットでは、キヌアはUS$1.88/kg、米はUS$0.62/kgである。

ボリビアのキヌア輸出

ボリビアのキヌア輸出量は近年伸びている。図中のPeso Neto Kg. は包装などを除いた生産品そのもののkg重、Valor$usはUS$換算額。

ボリビアのキヌア輸出

ボリビアの対日キヌア輸出

ボリビアの対日キヌア輸出は、2004年9月9日にTBS『スパスパ人間学』で取り上げられ激増し、翌年その伸びは落ち着いたものの過去7年全体としては増加傾向にある。

ボリビアの対日キヌア輸出

作成者: 戸澤 高広

キヌアまとめは2007年に開設しました。キヌアが少ない労力の割に多くの栄養価を生産できる植物で社会的な飢餓・栄養不足問題の解決に寄与するのではとの期待から、論文や報道に加えて実体験などからその情報をまとめ続けています。 その、キヌアにまつわる略歴は以下のとおりです。 2013年:JICA主催セミナーで講演公式 2014年:国連発行のキヌアレシピ本に掲載 2014年:キヌアレシピ本出版記念会で講演 2017年:帝京科学大学の研究論文へ協力 2017年:UTYテレビ山梨に出演

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