キヌア栽培のポイントを30秒でまとめてみた

このキヌアまとめでは栽培のノウハウについて随所に記載していますが、ここだけ見ておけば大丈夫、というまとめページは作っていませんでした。

今回、キヌアの栽培方法が記載された本を引用する形で、短くまとめてみます。ただ、キヌアの栽培はそう簡単ではなく、環境や条件によって最適なやり方は様々に変化しますので、うまくいかなくても諦めないようにご留意ください。始めてみたら、キヌアの森「本格栽培」で情報交換しましょう。

キヌア栽培

引用する本は「雑穀―11種の栽培・加工・利用 (新特産シリーズ)」です。

生育の時期

5月上中旬に播種すると、8月から9月にかけて各分げつの頂部に白っぽい緑色または赤紫色の花穂を着生し開花を始め、大型で直径が2ミリ程度の扁平な円形の果実が実る。

収穫は10月から11月上旬頃である。開花、成熟はよく揃わず、個体差も大きくばらばらである。また、遺伝的に純粋でないことが多く、花穂や茎葉の色もまちまちな場合がある。

秋の初霜に遭遇すると枯れてしまうため、無霜期間が短いところでは適さないが、東北南部からそれ以南では十分に栽培ができる。

とあります。

ただ、山梨県上野原市での栽培実績においては、3〜4月に播種して7〜8月に収穫、7〜8月に播種して10〜11月に収穫となり、3〜4ヶ月の生育期間と言えそうです。連作はできませんが2期作は可能そうで、春播きのほうが子実増大となりますが雑草・害虫対策がより大変です。

施肥

施肥は十分に腐熟した堆厩肥を2トン程度施すのみとし、化学肥料を用いる場合は、10アール当たり成分量でチッソ2〜4キロ、リン酸5〜6キロ、カリ4キロ程度で十分である。

とあります。

山梨県上野原市がしている有機栽培においては、適量の鶏糞以外の施肥はほとんどしていません。土づくりとしての堆肥投入などは適当かもしれませんが、過剰施肥による植生の肥大化を起因とした倒伏には十分留意しなくてはいけません。

播種と管理

雑草を抑えるためプラウで耕起し、整地をていねいに行う。

畦幅は70〜80センチ、株間15センチ程度とし、3〜4粒を点播して、発芽後2週間目と4週間目に間引きし1本立てにする。または、条播して適宜間引きを行い、株間1メートル7〜8本を残す。

畦間は適宜中耕して草を抑えておく。

とあります。

最後の1文は非常に重要です。山梨県上野原市でしているキヌア栽培は有機のため、雑草が大敵です。雑草とりを効率的に行うため、管理機が入る程度の畦幅にしておくと良いです。ただ、雑草を全て無くしてしまうと害虫が全てキヌアに向かってしまうという話もありますから、草をどれだけ除草するかについては要検討です。

収穫から選別まで

収穫は鎌で株ごと刈り取るか草刈り機を用いる。

刈り取ったキヌアは数本ずつ交互に寄せて畑に立てかけ、天日で十分に乾燥させる。その後、ビニールシートを広げた上で、軽トラックのタイヤなどで踏みつけてばらばらにし、投げ込み式の脱穀機に入れて脱穀し、唐箕で風選して種子を得る。

さらに、外皮を取り、ふるい選と風選、水選を行って土砂などを取り除いた後、天日乾燥を行って精製し、さらにていねいに選別する。

とあります。

山梨県上野原市では収穫後、米稲と同様にはざがけして乾燥させます。また、ばらばらにするには何もタイヤを使わなくとも、木槌などで叩けば脱粒されます。脱穀は千歯扱きでできます。唐箕はできればあったほうがいいですが、無い場合は扇風機などを使って自作もできるようです。

精製と選別が非常に大変です。「山梨県上野原市での国産キヌアの作り方まとめ」で紹介したとおり、最終的にはピンセットを使った人力での選別が必要になるくらいです。

以上です。

キヌア栽培の方法

有機でやる場合は除草、防虫が大変です。虫はキヌアが大好きですから。また、収穫できた後も非常に骨が折れます。人力を含む選別行程は、非常に高コストです。

高品質な食材であるキヌア、やはり栽培は簡単ではないようですね。

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