ずっとキヌアに張り付いて調べてきましたがこれは意外な事実でした。キヌアの葉っぱが粒と同等かそれ以上の豊富な栄養素を備えているとのことです。
キヌアの可能性、どこまで拡がるのでしょうか。外部記事を参考にする形でお伝えします。
キヌア葉の奇跡
リマ健康食レストラン協会の会長によると以下の通りだそうです。
キヌアの葉のタンパク質含有率は20%以上(キヌアの粒は12%)あり、粒よりも多くのカルシウムとアミノ酸を含んでいる。
また次のようにも述べているそうです。
粒1㎏に対し葉は2.5㎏の割合で採れるが、この葉は通常廃棄される部位なので粒よりも安く入手できる。
記事の最後には以下のようにも述べられています。
キヌアの葉にはホウレン草やクレソン以上の栄養価があり、ボリビアやエクアドルではすでに野菜として食べられている。
「キヌアとは?10秒で答えるとしたらこれでOK」で紹介したとおり商用のキヌア葉を入手するのは困難なようです。価値が未だマーケットに認知されていないからだと思いますが上記のような認識が広がれば今後流通する可能性は大いにありそうです。
キヌア葉を食べた方
以前から知っていたはと麦さんはなんと栽培したキヌアの葉っぱを試食されていました。2008年のことです。「それぞれポン酢・出汁・辛子醤油・鰹節醤油でいただきました。」とのことでかなり先進的な取り組みをなさっています。癖はあまりなく万人受けするようですよ。
キヌアの有り余る可能性
キヌアは、高い栄養価を誇りレシピも豊富な粒のほかに、周りを覆うサポニンや上記の葉にも様々な活用法が考えられます。
サポニンはさまざまな生理活性作用をもち、また泡立つことからキヌア生産地では洗剤としても使われる有用な成分です。
粒、サポニン、葉と、キヌアには無駄なところが無いと言っても言い過ぎではないほどのメリットがあるようですね。塩害地で育成すれば土壌正常化にも貢献しそうなキヌア、今後ますます注目していきたい植物です。