日本語に限って。キヌアには有用な機能性がいくつかあります。他のメディアでは気軽に紹介していますが、キヌアはいかんせん食品なので、薬事法との絡みからキヌアまとめではこれまで控えてきました。
2015年4月より「食品の新たな機能性表示制度」が始まりました。
経済波及効果を狙っての国策でしょうが、その意図に沿ってかどうか、キヌアの機能性について示した論文を列記してみます。
まとめ方
いたって簡単です。J-GLOBALや、CiNiiなどのデータベースサイトで検索します。論文データベースサービスはいくつかありますが、これらが網羅的だと私は思っています。
ここで見つからなかったものはGoogle検索しています。
論文一覧
- キヌア外皮のコレステロール上昇抑制効果
- キヌアの栄養機能特性と利用 (特集 穀物の栄養機能成分と活用)
- キノアのコレステロール値の上昇抑制と低下作用について
- キノアの成分と生理活性物質 (特集 アマランスとキノア)
- キノア投与が食餌性高脂血症誘導高血圧自然発症ラット(SHR)の血圧, 脂質代謝に及ぼす影響
- キノアの糖尿病改善効果に関する研究
- キノア果皮抽出物の胆汁酸吸着作用と作用物質の検索
- コレステロール負荷時におけるキノア蛋白質のコレステロール上昇抑制効果
もちろんこれ以外にもあるはずです。
取り扱い注意
バイラルメディアのみなさん、論文のタイトルだけコピペして勝手にコメントして膨らませないでくださいね。
臨床試験がされたわけではないですし、食品なので医薬品らしい効果効能を期待してはいけません。
先人たちの汗に敬服
キヌアを最近のテレビ番組などで知った方は驚くかもしれませんが、日本を含め世界各地でかねてから、キヌアについては様々な研究が続けられてきていたのです。
栄養価、機能性、そして栽培方法など。キヌアは世界中の先駆者によって「再発見」されたのです。
バトンは渡されています。今度は私たちが、正しく捉え、扱い、判断するターンです。