キヌア(キノア)とは、健康的なダイエットや体調管理に適する、栄養バランスに優れた南米産の食材です。必須アミノ酸をすべて含み、また各種機能性もあることなどから完全食品とも呼ばれます。

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栄養

キヌアの特徴としてはまずその栄養価の高さがあげられます。キヌアは通常の精白米と比べ低い炭水化物(糖質)で、同等のエネルギーに対して、2倍のタンパク質、5倍の良質な脂質、8倍の食物繊維、6倍のカリウム、10倍のカルシウム、7倍のマグネシウム、7倍のリン、8倍の鉄、を含みます。

キヌアはまた、体内で合成できず栄養分として摂取しなければならない必須アミノ酸のバランス(アミノ酸スコア85)も牛乳に匹敵するほど良質です。

キヌアの成分比較

キヌアはまた低いグリセリンインデックス値をもつ複合糖質となっており、低GI値である食材と言えます。単品でいきなり痩せるわけではありませんが、他の健康的な食材と組み合わせれば健全なダイエットに貢献するものとも言えます。

1993年のNASAの専門誌は次のように述べています。「1つの食材が、人間にとって必要な全ての栄養素を提供することは不可能だが、キヌアは植物界、動物界において何よりもそれに近いものである」。

歴史

キヌアはエクアドル、ボリビア、コロンビア、そしてペルーといったアンデス地域を発祥とするもので、それらの地域では人間の消費用に3,000年から4,000年前に栽培に成功していました。

近年穀物としての特色が見直され、ペルー、ボリビアなどのアンデス山系での栽培が広がると共に、アメリカ、ヨーロッパ各国で食品としてのキヌアに対する関心が高まり、日本を含めて、栽培、利用、食品評価に関する研究が展開されてきました。

また2013年は国連が制定した「国際キヌア年」であり世界的な認知度の拡大が見込まれています。北米での人気には及ばないものの日本国内でも徐々にその知名度は向上しつつあると言えます。

キヌア

女性の味方

キヌアはさらにフィトエストロゲンという女性ホルモンと同じような働きをする成分を含みます。多量に摂取することは避けるべきですが、栄養バランスに優れた食品ということで、自分や家族の健康に気を遣う女性の味方であると言えます。

欧米では

キヌアの栽培地域は南米のボリビア、ペルーが主要で、特にボリビアのウユニ塩湖周辺で盛んです。塩湖周辺のキヌアは特にミネラルを多く含みます。

キヌアは少量がアメリカで生産されているものの、主流は南米で、欧米や日本向けに輸出されています。

キヌアの日本での知名度はまだ低いですが、欧米では関連の加工商品も販売されるなど健康食品としての確かな地位を獲得しつつあります。フランスではキヌア入りのパスタ、スイスではチョコレートなどが販売されています。

食べ方

地元南米ではスープにいれたり粉に挽いてパンのようにして食します。キヌアを煮ると胚芽が開き、見た目のかわいらしいキヌアの芽が出てきます。生産地のスープにはキヌアが入れられることもあるようです。

キヌアの料理法はとても簡単な上に、プチプチとした食感が既存の料理に新しいアクセントを加えてくれます。キヌアの炊き方キヌアレシピもあわせてどうぞ。

キヌアまとめ

危うさ

キヌアのみが世界の食糧問題を一手に解決することはありません。そればかりか、キヌアの爆発的なブームが生産地の健全な消費を脅かしているという見地も一部ではあります。価格高騰による供給の偏在、生産集中による環境への悪影響、なども指摘されています。

しかしこれはキヌアに限ったことではなく、他の食物などの歴史をみても既知の問題ではあります。健全な普及とは何か、目指すべきゴールは何か、キヌアのもつ優良な資質を上手に活かすにはどうすればよいか、といったテーマについてもこのサイトでは考えていきます。

知りたい

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